
株主優待を調べているとよく出てくるのが「クロス取引」と「長期保有優待」。
どちらも魅力的ですが、仕組みが違うため「クロス取引だと長期認定されない」という問題があるんです💦
そこで今回は、主婦投資家の私が初心者さん向けに、
クロス取引と長期保有優待の違いや、なぜクロスだと長期認定されないのかをわかりやすく解説します。
さらに長期優待を取るための具体的な方法や、投資家の間で知られている「端株+空クロス」という工夫についても紹介していきます😊
クロス取引とは?🌸
クロス取引(優待クロス)とは、現物買いと信用売りを同時に行い、株価の値動きリスクをなくして株主優待だけをもらう方法です。
「そもそもクロス取引って何?」という方は、まずこちらの基礎記事をどうぞ👇
初心者でもわかる始め方と基本ルール【株主優待】
例えば100株を現物で買い、同時に100株を信用売りすると、株価が上がっても下がっても損益はほぼゼロ。
かかるのは手数料や金利だけなので、リスクを抑えて優待をゲットできます✨
「難しそう」と感じるかもしれませんが、慣れてしまえば手順はシンプル。毎月や季節ごとの優待を効率よく取りたい人には欠かせない方法です。
長期保有優待とは?📗
次に長期保有優待について見ていきましょう。
これは「長い期間、株を持ち続けている株主」に追加で贈られる特別な優待です。企業ごとに条件は違いますが、一般的には1年以上・2年以上・3年以上といった保有期間が設定されています。
例えば…
- 通常はQUOカード1,000円 → 1年以上で2,000円にアップ✨
- カタログギフトの内容がグレードアップする🍖🍷
このように「同じ優待でも内容がより豪華になる」パターンや「長期保有の株主だけに追加でもう1品届く」パターンなどがあります。
企業は「短期で入ってすぐ売ってしまう人」より「自社をずっと応援してくれる株主さん」を大切にしたい気持ちがあるんですね😊
判定方法は、単に「1年間株を持っていたか」ではなく、株主番号が継続して名簿に載っているかで判断されるのが一般的です。つまり、権利日ごとにきちんと名簿に名前が残っている必要があります。
長期保有優待にはメリットとデメリットがあります。
- メリット:内容が豪華になる・追加優待がもらえる・長期で持つ安心感がある
- デメリット:長期間資金を拘束される・株価変動リスクを背負う
「すぐに売って利益を取る」のとは違って、「優待を楽しみながらじっくり応援する」タイプの投資法に向いている制度です🌸
クロス取引と長期保有優待の違い⚖️
ここで整理しましょう。
| 項目 | クロス取引 | 長期保有優待 |
|---|---|---|
| 株の保有 | 権利付き最終日だけ | 半年・1年・3年以上など継続が必要 |
| 認定方法 | その日の名簿に載ればOK | 同じ株主番号で連続して記録されているか |
| メリット | リスクを抑えて優待だけ取れる | 内容が豪華になる・追加でもらえる |
| デメリット | 長期認定はされない | 資金を長期間拘束される |
つまり、クロス取引は「短期で効率よく優待をもらう方法」、長期保有優待は「じっくり保有してくれる株主へのご褒美」なんです🌼
なぜクロス取引だと長期認定されないの?🙅♀️
「クロス取引を毎回やっているんだから、ずっと株を持っているのと同じじゃないの?」と思う方も多いでしょう。
でも企業が長期かどうかを判断する基準は株主番号です。これは株主一人ひとりに割り当てられる「会員番号」のようなもの。
この番号が同じまま連続して株主名簿に載っていることが重要になります。
ところがクロス取引だけだと…
- 権利日には名前が載る
- その後は外れてしまう
- 次にクロスすると、新しい番号になることもある
この流れでは「継続している」とは見なされません。だからクロス取引だけでは長期認定されないのです😢
イメージでいうと、スーパーのポイントカードを毎回作り直しているようなもの。毎回カードを作ればポイントはもらえるけれど、「ずっと同じ会員」とは認められない、という感じです。
長期保有優待を取る方法は?🤔
では実際に長期保有優待を取るにはどうすればいいのか。方法は大きく分けて2つです。
① 王道:現物をずっと保有する
一番確実なのは、必要株数を現物で持ち続ける方法です。
例えば「100株以上を1年以上保有」と条件があるなら、そのまま100株を買って1年以上保有すれば確実に長期認定されます。
メリットは条件を確実に満たせること。
デメリットは資金を長期間拘束される点と、株価が下がったときのリスクです。
② 工夫編:端株+空クロスを使う
もう一つの方法が端株+空クロスです。これは「少ない資金で長期認定を狙う」工夫です。
- 端株=1株だけを持ち続ける → 株主番号を固定できる
- 空クロス=優待目的ではなく、名簿に名前を残すためだけにクロス取引をする
この2つを組み合わせることで👇
メリットは少ない資金で挑戦できる点。
デメリットはすべての銘柄で有効とは限らない点と、手数料や金利といったコストがかかる点です。
端株+空クロスの流れ📅
端株+空クロスの基本的な流れは以下の通りです。
シンプルに言えば「端株で番号を固定し、クロスで名簿に残る」という仕組みです😊
まとめ🌼
ここまでクロス取引と長期保有優待の違い、そして長期優待を取る方法について解説しました。ポイントを整理すると👇
- クロス取引=短期で効率的に優待を取れるが、長期認定はされない。
- 長期保有優待=株主番号が同じまま連続して記録されているかで判定される。長く持つ人ほど豪華な優待に。
- 長期優待を取る方法=①現物を保有し続ける(王道)、②端株+空クロスを工夫して狙う(銘柄次第)。
クロス取引は「短期でお得に」、長期保有優待は「じっくり持つ人へのご褒美」。どちらを重視するかで戦略は変わります🤔
資金に余裕がある人は現物保有が確実。効率を重視する人は端株+空クロスに挑戦してみるのもあり。ただし「必ず認定される」とは限らないので、期待しすぎないことが大切です⚠️
株主優待は、日常をちょっと豊かにしてくれる楽しい制度です。無理のない範囲で、あなたに合った方法で取り組んでみてくださいね🌸
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